壱番屋のビーフカツやチキンカツが産廃業者ダイコーによって横流し、転売された”廃棄カツ事件”を受け、愛知県が産廃業者54社への立入検査を行うことを発表しました。
愛知県の産廃業者54社検査の発表
産廃54社立ち入り検査へ=愛知県、廃棄カツ事件で
壱番屋(愛知県一宮市)が廃棄した冷凍カツなどが横流しされた事件を受け、愛知県は18日、廃棄物処理法に基づき、県が所管する産業廃棄物処理会社全54社に立ち入り検査を行うことを決めた。
廃棄物の処理に関する書類の記載状況や、工場に不審物が保管されていないかを確認する。大村秀章知事が同日午前の定例記者会見で明らかにした。
大村知事は「立ち入り検査を行い、産業廃棄物の適正処理の徹底を指導したい」と述べた。
出展:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160118-00000033-jij-soci
事件発覚から5日ほど経過した18日午前の会見発表。
これが早いのか遅いのかという議論は置いておきましょう。とにかく徹底的に行なってほしいです。54社ともなると検査する職員の数や期間なども相当数必要なことと予想されます。
結果の前にも、どのようなスケジュールでされるのかなどの発表もあるかもしれませんので、追報を待ちましょう。
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立入検査は抜き打ちでは出来ないのか
多くの人がはじめに思ったと思います。
なぜ抜き打ちでやらない?
知事の定例記者会見での発表後の検査では、証拠隠滅の恐れがあります。
事前に準備を進めていて、発表と同時に検査開始であればまだいいかもしれませんけど。。
ダイコーの横流しが報道された直後から、危険を察知して動いた業者があったかはわかりません。でも、やはりそのタイミングですぐに準備する必要があったと思います。
廃棄物処理法その他の詳しい部分はわかりませんが、抜き打ち検査は定期的に実施する仕組みが必要なように感じます。(すでにあるのかもしれませんが)
環境省は全国でやらないのか
また、愛知県だけの問題じゃありません。今件は岐阜県のみのりフーズなども関与してますし、近県にも影響はでています。全く別の地域で同様の不正がある可能性は十分考えられますし、全国の都道府県で必要な検査だと感じます。
全国一斉抜き打ち検査ということは、費用面や仕組みづくり的に不可能なことなんでしょうか。
“廃棄カツ”は氷山の一角
多くの人がそう見ているように、多くの地域で闇の関係があるように思えてなりません。
壱番屋以外の108品目の保管を確認
追加報道によって、賞味期限切れのコープ(日本生活協同組合連合会)「びんちょうまぐろスライス」などが保管されていたことも明らかになりました。
信頼性の高いコープの商品までもが被害に。
いったいどこまで闇は深いのでしょうか。
今回のまとめ!
・立入検査は徹底的にお願いします
・定期的な抜き打ち検査が必要じゃないのか
・全国の都道府県で検査が必要じゃないのか
日本の食の安全って、幻だったんでしょうか。
物流の体制管理や、産廃マニフェスト制度も見直しも必要かもしれませんね。