2016年、年明け早々大きなトピックスになっている『廃棄カツ事件』
その渦中にあるダイコー株式会社。愛知県稲沢市にあるダイコー、そして同じ住所にダイキン株式会社製造部。壱番屋以外の取引業者や、会社の利益額、社長について調べてみました!
ダイコー・ダイキンの会社概要
ダイコー株式会社
産業廃棄物処理業者 許可番号第02320040249
住所:愛知県稲沢市奥田井之下町28-1
本社電話番号:0587-24-1897代表取締役社長 大西一幸
今回の廃棄カツ事件とは、壱番屋が廃棄したはずの約4万枚のカツが、卸業者みのりフーズなどを仲介して小売店で販売されたこと。消費者の食卓に並んでしまったという内容です。壱番屋が廃棄を依頼した会社、みのりフーズなどに横流しした会社が、ダイコー株式会社です。
そして、『ダイキン株式会社 【DAIKIN】』という会社。こちらの会社概要がこちら。
会社名 :ダイキン株式会社
設立 :昭和53年5月8日
代表取締役:大西一幸
資本金 :1,000万円
本社 :愛知県稲沢市北麻績町三反地30-1
稲沢工場 :愛知県稲沢市附島町郷東24-2
藤原工場 :三重県いなべ市藤原町本郷字土井之下52
製造部 :愛知県稲沢市奥田井之下町28-1
製品管理部:愛知県稲沢市奥田井之下町28-1
営業種目 :産業廃棄物のリサイクル・収集運搬及び処理処分業
関連会社 :ダイコー運輸株式会社(一般区域貨物輸送)
出展:http://daikogroup.co.jp
製造部と製品管理部の住所が、ダイコー株式会社と同じです。また、関連会社にはダイコー運輸株式会社の名があります。
ダイキンはわかりませんが、ダイコーという社名は、大西一幸氏の”大(ダイ)”と”幸(コウ)”が由来になっているんでしょうか。
ダイキンの取引業者
ダイコーの取引業者の確認がとれませんでしたが、ダイキンも『産業廃棄物のリサイクル・収集運搬及び処理処分業』を営業種目としており、そちらの取引業者は上記サイトに掲載されています。抜粋として紹介しますが、下記の通り一流企業が名を連ねています。
乳飲料メーカー:(株)愛知ヤクルト工場・協同乳業(株)・グリコ乳業(株)岐阜工場
量販社・食品商社外食産業:(株)壱番屋・伊藤忠食品(株) ・フードサプライジャスコ(株)
食品製造・食品メーカー:(株)鎌倉ハム ・はごろもフーズ(株)・(株)鈴勝 ・(株)竹屋
あくまで主要取引企業として掲載されているだけで、取引内容について詳細はわかりません。
みのりフーズの冷凍庫からコープ「びんちょうまぐろ」やニチレイ商品なども見つかっています。それら商品のように、横流しされていないことだけを願います。
ダイコー、ダイキンへの捜査も進んでいると思われます。
追加の報道を待ちましょう。
ダイコーの売上や利益、社長の経営手腕は?
2011年から半年ごとのペースで、周辺住民から悪臭の苦情があったことも伝えらているダイコー。どのような経営状況だったんでしょうか。
1978年に創業したダイコー株式会社。経営は楽なものではなかったようです。信用調査会社が発表した情報によると、2014年8月期の売上は4億5500万円。数字だけ見ると、普通に売上を上げているように思われますが、最終的な利益はわずか150万円だといいます。
わずかながら黒字とはいえ、その前後期は赤字かもしれません。いずれにせよ「儲かっている」とは決して言えません。
そして、大西一幸社長の自宅は約35坪、愛知県津島市内にあるそうです。以前から根抵当権の譲渡が繰り返されていて、現在は債権回収業者に権利があるといいます。自宅がその状況ということは、会社の状況の厳しさも説明は不要でしょう。
いつから”真っ当な仕事”だけで、会社を回せなくなってしまったのでしょうか。
今回のまとめ!
・ダイコー、ダイキンともに大西一幸社長
・ダイキン主要取引企業には日本の食を支える一流企業の名が
・ダイコーは自転車操業状態だった可能性も
会社の経営状態が言い訳になるわけはありません。壱番屋などから委託金を受けた廃棄物を転売してさらに利益を得るなんて言語道断です。まだ報道の場にも顔を出していないんじゃないでしょうか。
一刻も早く事態の究明と収束を願います。