2月9日、夏の参院選への出馬を表明した元SPEEDの今井絵理子さん。
凛とした表情に時おり笑顔も見せながら、手話を交えた会見そのものは立派だと感じました。
ただ、どうしても聞き流せないフレーズがあったんですよね・・・
国会議員と歌手活動の両立は不可能
立候補については、もうすでに相当数の批判の声があがっていますし、今井絵理子側としても想定内だとは思います。
緊張していることが画面からもよく伝わってきましたし、それでも表情豊かに子供のことやこれからの沖縄や日本のことを、自分の言葉で語った(そう見えた)姿は素敵でした。一言を除いて。
議員活動と歌を両立させたい
残念ながら、これは無理です。
本人の努力云々ではなく、世間がそれを許さないです。子育て、政治、歌手の2足3足ものわらじは履ことはかなり難しいことです。
ツイッターでもどうようの意見がたくさん見られます。
田村亮子の失敗をなぜ教えなかったのか
いわゆるタレント議員で、議員職とタレントを並行して活動し続けた人はおそらくいないと思います。
東国原英夫さん、横山ノックさん、青島幸男さん、森田健作さんなど上げれば切りがありませんが、知事や議員でいる間はタレント活動はしないのが一般的です。
プラーベートもクリーンでなくてはなりませんし。
もっとも「しない」というより「できない」のが実情かと思います。多忙なこともそうですし、不真面目、怠慢と取られるリスクが大きすぎますから。もちろん公職選挙法や放送法の規定もあります。
柔道選手の谷亮子さんが大バッシングを受けたことがありました。
それは、2010年、参院選からの立候補表明時に「議員活動と現役選手の両立、次回オリンピック出場を目指す」と表明したことによるものです。(当選後は議員に専念すること発表されました)
どうしても、どっちつかずで中途半端な印象を与えてしまうんですよね。
田村亮子さんの過去の事例を、自民党が知らないはずはありません。与党にいるメリットや、先の宜野湾選挙の結果をなどを交えて、自民党は必死に今井絵理子さんを口説いたはずです。
なぜ教えてあげなかったのか、もしくは諭せなかったのか。または、会見で今井絵理子さんのアドリブだったのか。
理由はわかりませんが、歓迎するファンの数より避難する声が上回りそうです。