韓流アイドルブームの火付け役だったKARA。
古参メンバー3人の契約満了による離脱によって、事実上の解散になる報道がされました。
ひとつの歴史の終焉ともいえる人気グループの解散、いったい何があったんでしょう?
KARAについて見ていきましょう。
KARA解散の報道
KARA解散、ギュリら3人が専属契約切れ離脱
韓国の女性4人組グループKARAが事実上解散することが明らかになった。15日、所属するDSPメディアが、メンバーのギュリ、スンヨン、ハラとの専属契約終了を発表した。ヨンジは同社に残り、ソロ活動をするという。DSPはこの日午後1時「パク・ギュリ、ハン・スンヨン、ク・ハラ専属契約終了の件」と題した声明を発表。「これまで9年あまり、DSPメディア所属アーティストとして当社と苦楽をともにしてきたパク・ギュリ、ハン・スンヨン、ク・ハラが本日1月15日付けでDSPメディアとの専属契約を終了することになりました」と報告。「これまでDSPメディアの所属アーティストとして共に歩んできたパク・ギュリ、ハン・スンヨン、ク・ハラは、お互いの発展のため専属契約満了と同時に他の分野でも幅広く活動することを決め、当社は彼女たちの今後に対し、惜しみない応援をおくりますとともに幸運を願います」とつづった。
さらに「ホ・ヨンジは当社の所属アーティストとして今後より良い姿をお見せするため、たくさんの努力をいたしますし、当社もまた最善を尽くして、ホ・ヨンジの成長を助けるつもりです」とヨンジのみは事務所にとどまることも表明している。
出展:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160115-00000053-dal-ent
SMAPの解散騒動に揺れる今、ファンではない人にとっても追い打ちとなるニュースですね。
ワン・ダイレクションもそうですが、日本で人気のある海外グループの解散は、色々な経済影響がありそうです。
ジヨン(知英)やニコルの活躍が3人を刺激?
今回契約満了によって離脱することとなった、パク・ギュリ、ハン・スンヨン、ク・ハラの3人は日本ブレイクの立役者でした。
2010年のシングル「ミスター」「ジャンピン」は日本でKARA旋風を起こしました。
この当時一緒に活動していたチョン・ニコル、カン・ジヨンは2014年に離脱。
ニコルは、2015年6月24日に『Something Special』で日本でソロデビュー。
ジヨンは”知英”名義で、女優として日本でも活躍。2016年1月から堀北真希さん主演の『ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜』で、監察医・長見薫子としてレギュラー出演中です。
KARAの所属事務所であるDSPの”体力”のなさが3人の契約更新しなかった原因と言われています。
韓国大手芸能事務所のSM、YG、JYPの3社に比べると非力であり、韓国国内の芸能活動をメンバーの希望通りさせてあげられなかったのではないかという声が大きいです。パク・ギュリ、ハン・スンヨン、ク・ハラの3人はその不満が募ったことに加え、離脱メンバー2人の活躍が背中を押したと見られています。
もしかすると直接相談する機会なんかがあったかのもしれませんね。
日本で人気だった理由は中立性?
2国間で様々な未解決な問題がある中、KARAは中立な立場を守っていた印象が強いです。
ハラが、東日本大震災へ自費支援として1億ウォン(約720万円)もの金額を寄付したことも大きな話題になりましたし、感謝の声もたくさん上がりました。
給料が安すぎることを訴え、改善を求めていたにも関わらず、です。こんな韓流アイドルは他にいなかったんじゃないでしょうか。
すでに日本でブレイクしていましたが、そういったKARAメンバーの姿勢が、長期人気の安定、NHK紅白歌合戦の出場や、2013年の東京ドーム公演成功に繋がっていたと思います。
今回のまとめ!
・KARAの解散は韓流ブームのひとつの区切り(かも)
・ニコルとジヨンの活躍の影響も考えられる
・東日本大震災の時のKARAの対応が好感度を上げた
こう振り返ってみると、とても残念ですし寂しい気持ちでいっぱいです。だからこそ、ありがとうと約9年お疲れさまでしたの言葉を送りたいですね。
ヨンジを含めた4人の新しいスタートを見守りましょう。