新垣結衣さん主演のドラマ「掟上今日子の備忘録」
「1日ですべて忘れてしまうが、事件を(ほぼ)即日解決する探偵」というのが、主人公・掟上今日子(おきてがみきょうこ)の人物設定。
西尾維新さんの小説「忘却探偵シリーズ」が原作のこのドラマを見て、謎解きという推理モノの醍醐味が、設定の面白さにとても上手くマッチした作品だと思いました。
そして、考えさせられたんですよね。
もし眠るとすべてを忘れてしまうという人になってしまったら。
僕はいったいどう生きるんだろう。なんて。
リンク http://www.ntv.co.jp/okitegami/
[目次]
「掟上今日子の備忘録」制作にあたって
「掟上今日子の備忘録」は毎週土曜21時から放送されているドラマ。
日本テレビの土曜ドラマ枠って、単純にいい作品が多いですよね。漫画原作や今回のように小説が原作のものから、もちろんオリジナルドラマまで、とてもバラエティ豊かです。
なのに、この枠の雰囲気が完成してるんですよね。素人なので、ココが!とは言い切れないのが残念ですが、確実にそれがあるのは感じ取れます。
新垣結衣さんの日本テレビドラマ出演は、2006年の「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」以来9年ぶりになるそうです。
「世界の果てまでイッテQ!」などのプロデューサーとして活躍する松本京子さんから「掟上今日子を実写化するなら新垣結衣さんしか考えれない」と熱烈オファーがされたとか。
魅力的な『新垣結衣=掟上今日子』をお届けしますので、ご期待ください!
ドラマ初挑戦となる松本京子さんの熱意に、新垣結衣さん側が応えたって感じなんでしょうか?
いずれにしても、9年ぶりの局の出演作が主演ってもはすごいことですね。
掟上今日子の1日は人生そのもの
第1話は、岡田将生さん演じる「史上最も運が悪い男」こと隠館厄介(かくしだて・やくすけ)のエピソードから始まります。
拡大バージョンの時間枠をうまく使った、引きこまれる展開でした。
劇中で掟上今日子が犯人の罠に引っかかり、眠ってしまうシーンがあって、その際のセリフに「私を眠らせたということは、私を殺したことを意味する」って感じのものがありました。
このシーンからけっこうサラッと物語は進んだんですど、かなり重いセリフだと思うんですよね。
確かにとも思いますし、そうなのか?という疑問も生まれます。
掟上今日子からすると1日が一生であることを考えると納得ですが、記憶がなくなることが人生の終わりとすると違和感を感じます。
さまざまな記憶障害や脳の病気があって、中には実際に24時間で記憶がリセットされる「susac症候群」という世界で250例の報告しかない珍しい脳疾患もあるそうです。
その女性は毎朝起きると家族から説明を受けるそうですが、彼氏と別れてしまったことを話され、毎日ショックを受けるといいます。定着した記憶では交際中ということですね。
もし自分がそうなったらどう生きるんだろう。
自問しても答えは見つかりそうもありません。
一日を精一杯生きようという考えを、強く持つだけです。
結局ガッキーは何してもかわいい!
「掟上今日子の備忘録」の告知用イメージビジュアルの中に、女の子のイラストと新垣結衣の対比画像がありました。
台湾のイラストレーターのVOFAN(ヴォーハン)さんのそのイラストは、かわいらしい萌系(?)の女の子。白髪(銀髪)に眼鏡のキャラクターを完コピした新垣結衣さんが新鮮だった反面、コスプレ的でドラマへの不安を募らせたファンも多かったようです。
気になる第一回目の視聴率は?
「関東地区、ビデオリサーチ調べ」によると、視聴率は12.9%
体育の日が重なった連休ということが、どう作用したのかはわかりませんが、土曜日のゴールデンタイムの連続ドラマとしては、決して高い数字ではないでしょう。
これからの展開に期待!
連続ドラマは、第一回目の視聴率だけで判断できるものじゃないです。
内容そのものはとても良かったですし。
ということで、これからの展開に期待大です。
当然、隠館厄介との恋愛も絡んでくるでしょうし、1日が一生という設定のクロージング部分も気になります。
掟上今日子が留められない記憶の補助として、身体の至るところ(腕や太もも)に文字を書くところも話題になってるようですし。
というか、何してもかわいいガッキーの笑顔が見たいってのが、単純に一番かもしれないですけど(笑)
今回のまとめ!
推理ドラマとしても、人生観を考えさせられる設定としても「掟上今日子の備忘録」はとても面白い作品でおすすめです。
毎週みるので、また今度感想とか書いてみようと思います。