最近はゴールデンのドラマよりも深夜枠の方が、アイディアに富んでたり、趣向に凝ったドラマを目にする機会が多い気がします。
『いつかティファニーで朝食を』もまさにそう。
マンガ原作物ですが、とても作りが丁寧で男性でも素直に楽しめるんですよねー。
official:http://www.ntv.co.jp/breakfast/
『いつかティファニーで朝食を』の感想
『月刊コミック@バンチ』で連載されている、マキヒロチさんの作品が原作。
オードリ・ヘップバーン主演の『ティファニーで朝食を』のような優雅な朝食に憧れつつも、簡単な朝食しか食べていない。
そんな主人公・佐藤麻里子(28歳)を中心とした、友達4人の恋に仕事に奮闘する姿を描く女性群像劇です。
都会に暮らすアラサー女子たちの、リアルな姿をおしゃれに描くということがコンセプトの一つかなって思います。
〜7年間同棲した恋人と別れた麻里子が、今までの味気ない朝食を見直し新たな生活をはじめる〜
こんなところからスタートする、大人でも楽しめるマンガって大好きです。
都内を中心に、実在するレストランやカフェが紹介されるのも魅力のひとつ。
この辺りは、最近だと『孤独のグルメ』の手法が代表的ですよね。
『いつかティファニーで朝食を』は、僕が実際に行ったことあるお店が起用されていたこともありましたが、お店の良さを上手に引き出していました。
まあ、カフェでエッグベネディクトとか食べるような、お洒落な朝食をとることなんてないんですけどね(笑)
淡い色調はまさにインスタ!
マンガ原作物って、よく再現率の高さに注目が集まりますよね。
映画版『デスノート』や『るろうに剣心』などは、ハンパない再現率で高い評価を受けています。
ドラマ版エンジェル・ハートにも同じことが言えます。
でもドラマ化する上で、大切なことは他にもあって。動きやカット割りなど、ドラマだからこそ出来ることもたくさんあると思うんです。
『いつかティファニーで朝食を』は色使いがとにかくクール。ドラマ全体が、淡い色調に統一されていて、さながら動くインスタグラムって感じです!(インスタも動画はありますけど^^)
淡い色彩が、麻里子たちの心情とうまくリンクした絶妙な演出になってると思います。演出のセンスが光ってますね!
どちらとも言えないような心のアンニュイ感って感じでしょうか。
ちょっとうまく表現できないんですけど^^;
篠原涼子オトナ女子との差別化に成功!
同じように恋に仕事に奮闘する女性たちを描いたドラマに、篠原涼子さん主演の『オトナ女子』があります。
奇しくも同じクールとは、なんという偶然(笑)
『いつかティファニーで朝食を』がアラサー女子なら、『オトナ女子』はアラフォー女子たちが主人公。
もっとも劇中で江口洋介さんに『アラフォーは女子じゃない』と一蹴されますけど(笑)
テーマかぶりな『オトナ女子』の方は、フジテレビ木曜22時という人気枠。予算も比べ物にならないと思います。
でも視聴率だだ下がり、脚本がつまらないと叩かれまくってるみたいです。
人気女優篠原涼子を起用していながら、初回9.9%、第2話=9.2%、第3話=7.2%と、10%超えが一度もない右肩下がりですから、叩かれて当然かも。。
勝ったとか負けたじゃないですけど、『いつかティファニーで朝食を』の演出やアイディアは、ちょっと抜き出てるかなって印象ですね。
今回のまとめ!
アラサー世代の女性じゃなくても、十分楽しめるドラマに仕上がってます。
特に、僕がインスタ的と言った映像のセンスは一度観てみてほしいですね!